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空気が震えるって正にこう言うことを言うんだ…。
一瞬にして、五人衆に緊張の表情が走る。
俺も、眞緒のその力の圧を骨の髄までヒシヒシと感じる。
電流がビリってなる感じだ。
「貴様等…誰に向かっての口答えだ…?」
眞緒の低い声が5人を怯ませる。隣の朔を見るとなんともないような顔をして黙って見ていた。
プルーは耳を逆立てて俺にしがみついてる。
「いい加減……消し炭にするぞ。」
「ま、おう…さま……」
眞緒が本気だと分かった5人は静かに俺を見た。
「……分かりました。魔王様直々の臣下は今をもって消去いたします。
ですが、我等は魔族の為に戦う存在意義までは奪わないで下さい。」
「………んなもん、それまでを奪う権利は俺に無い。」
それだけいうと、眞緒は角と翼をしまって部屋の奥に行ってしまった。
「…ふぅ。もう大丈夫だプルー。」
「ぅん…」
まったく…プルーをこんな怖がらせて、あとで眞緒を説教だな。
「…さ。君達の主は再びいなくなったわけだ。ここにもいる意味は無いだろ?
さっさと居なくなるといい。」
「ふん、勇者風情が。……そこの神の愛子。魔王様をまた傷付けたらこの私が許しませんから。」
「………また?」
「ま、これ以上はそこの勇者がうるさいので言いませんわ。では。」
そして嵐のようにやってきた五人衆は納得いかない様子もあったが戻って行った。
「なんか凄い濃い人たちだったな。」
「ね。にーちゃへいき?」
「何が?」
「……ううん。なんでもない。」
?プルーがおかしいの…。
まあちょっと引っかかるだけで…
『また』……か。
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