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「分かったよ」
片方はそう返し、
「じゃあ、行ってくるね」
それを聞いたカイトは
「ああ、行ってこい、エイタ」
そして、魔方陣から放たれた光がエイタと呼ばれた少年を包み、やがて、彼と共に消えた。
その光景を目の当たりにしたカイトは
「ふぅ、あいつも行ってしまったなぁ」
そして、偶然その場に居合わせた"彼"は
「……………消えた?」
すると、カイトは"彼"に気付いたのか、話し掛けてきた。
「おい、お前」
「なんですか?」
彼は目上の人や初対面の人、はたまたあまりお近づきになりたくない人には敬語を使うのだが、今回は2番目のケースである。
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