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「っ…」
「…うっ…」
彼らには幸い酷い怪我は無かったが、周囲には瓦礫と化したアスファルトが散らばっており、その中心にはクレーターが出来ていた。
「…おい、大丈夫、か?」
「はい、なんとか」
それを聞いたカイトは
「しっかしなんだぁ?エイタの勇者召喚を見送ったと思ったら、隕石とは」
「僕達の運勢が最悪だったのでしょうか?…まぁ、隕石が落下する場に居合わせたことは幸運だったのかもしれませんが」
カイトはやれやれといった様子で再び立ち去ろうと試みるが、その瞬間、彼らの近辺に墜ちてきた隕石が突然光だし、爆発した。
その跡(あと)には、彼らの姿は無かった。
彼らの血痕以外は…。
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