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それを聞いたカイトは慌てた様子で言う。
「まっ…待ってくれよ、こいつはこんなとこに連れて来られて混乱しているだけだ!だから両方共落ち着けよ!」
すると両者にその思いが届いたのか、"彼"は目を反らしながらも黙り、光球はほう、と興味深げに呻いた。
両者が静かになったのを見計らい、カイトは言った。
「なあ、何時までも呼び名が無いのは不便だからさ、まず皆で自己紹介するというのはどうだ?」
「分かった」
――承知した――
その言葉に同意した彼らの様を見て、カイトはよし、と意気込みする。
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