がん検診を受ける前に

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「がんになる前です」と言われた言葉を信じて手術をしたらそれはがんだった。 その瞬間から私はがん患者となり、がんの再発におびえながら定期検診を 受ける日々が始まった。 あれから6年後、定期検診を終え、がんサバイバーとなってまだ生きている。 これからテレビで有名人ががんだったから自分も検診を受けようかな、と 気軽に思っているあなたに伝えたい。 あなたはがんになる覚悟が出来てますか? がんになったらその瞬間から今までの人生は終わって、新たな人生が始まります。 子育て中だろうが、仕事が忙しかろうが、そんなことはおかまいなしで がんと共に生きて行く、再発におびえる辛い人生に変わります。 予定を立てたくても、なかなか率先して立てるのに躊躇する日々。 あなたはそれを貫ける自信がありますか? まだ、手術などして治る段階で見つかればいい。 もし、抗がん剤を使うまでになっていたら・・・ 検診後、がんがいつ見つかってもいいように、闘うことができるように 身辺整理をして結果を受けとめて欲しい。 あなたにがんが見つかりませんように。 見つかったとしても、抗がん剤を使わないくらいのステージでありますように。 もし、それより重いステージで見つかっても、治療がなるべく苦しくなく、 死にゆく直前まで通常の暮らしができますように。 がんが見つかるということは人生が変わるということ。 がんの段階によっては長生きは出来ないということ。 がんが見つかったら治療に専念するのか、それとも放っておいて自分の人生を 満喫しながら受け入れて行くのか。 あなたはもし、がんと言われてもいいように、きちんと覚悟してがん検診にのぞんでますか?
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