派遣切り

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 市川純は派遣の待遇に嫌気が差していた。大宮にある闇原工業で車の部品の加工をしていた。  人を斬りたくなった。  新宿にある武器ショップで日本刀(村雨Z)を買った。 「チェストー!」  人事部長の花月を袈裟斬りにした。 『君みたいな人間なんて掃いて棄てるほどいるんだよ。この、給料泥棒』  花月に毎度のように言われていた。  血がダクダク溢れている。 「ウゲッ、ゲハッ!」  花月は死んだ!マキロンを手に入れた!  殺戮人数 1人 「市川!何やってんだ~!?」  製造部課長の小泉が止めに入る。  ハゲ頭のオヤジで、正社員の採用テストをやったのはコイツだ。  見たことのない数式ばかりだった。見事に落ちた。コイツがいろいろ仕組んだんだ。 「死ね!詐欺師!!」  小泉を滅多刺しにしてやった。気持ちがよかった。俺には剣豪としての素質があるのかもな!?  小泉は死んだ!  殺戮人数 2人 「市川!今までいろいろ、すまなかったよ。し、社員にするか……」  グサッ!グサッ!「ウゲッ!」グサッ!  気持ちがいい。プスップスッという穴が開く音に、快感を覚えた。返り血で手が真っ赤に染まった。いい色だ。これで絵を描いたらいい色に染まりそうだ。  派遣会社シックスソードの営業マン、圷を突き刺した。アクツって読むのだが難しい名前だ。  ムカつく奴だ。俺はコイツからの紹介で闇原工業に入った。  圷は死んだ!とてもいい気分です!  殺戮人数 3人  純がlevelが2になった!チロリロリーン!  《パイロキネシス》を覚えた。   「汚染された食料を食べると、高齢者や年少者が死ぬんだからな?慢性関節リューマチになったりするんだからな?先進国の工業国には、そういうリスクがあるんだからな?」  京都に旅行に来た、牙城順は京都駅近くにあるうどん屋で土方誠一のウンチクを聞いていた。  誠一とは高校時代3年間、同じクラスだった。  土方歳三の末裔らしい。多摩第6高等学校ってところに通ってた。  最近のガキは、暗殺教室ってくだらない漫画にハマってるらしいが、第6は普通の學校だ。  たまに自殺者が出るけど、どこだってあることだろ?  高2の夏に西澤って弱虫が屋上から飛び降りて死んだんだ。牛乳にゴキブリ入れられたくらいで、情けない奴だよな?  ゴミのことなんてどうでもいいか。ケケッ。           
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