第1章 私のこと

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第1章 私のこと

私はごく普通の農家の4姉妹の末っ子として産まれてきた。。 産まれてから、ずっと父と母の仕事を観ながら育った。 長女とは10歳も歳が離れている。 そして、次女とは8つ。三女とは5つ離れている。 姉たちが、社会人になっても私だけは学生で。 どこか気持ちも放れている感じがしてた。 その分、小さな頃は父と母の側に引っ付いてた。 父と母は、上から順番に厳しく下に連れて甘くなっていった。 初めて、長女とのケンカを観たときの父の怒鳴り声は怖かったが 優しさでもあった。 うちの父は、昔ながらの頑固な父です。 なので、どうしても長女が家を継ぐものだと考えがあったのかもしれません。 幼いながらも… もし、姉さんが農家の後継者にならなかったら。 甘えて育てられた私が父と母に大人になっても引っ付いている事にした。 半分は姉への憧れもあり農業大学まで卒業した。 ケンカをしてから4年目。 父と姉が口を開いた。 初めての、義理の兄が私には出来た。 と、共に姪っ子も出来たからだ。 そうして私の農業意外の選択肢を見つける旅が始まったのだ。 大学卒業後は色々な仕事をした。 大学時代の恩師の紹介で数ヶ月間、牧場で働いた。その後は派遣やら接客業、園芸関係の仕事に就いた。 でも、途中で道が止まってしまった。 どの仕事も中途半端で何がしたいのか…分からなくなった。 分からない理由を探しては、眠れなく。 いつしか不安に押し潰され、精神科へ通い始めた。 と同時に… 当時、付き合ってた彼とも破局。
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