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「これから3人で過ごすにあたって、ルールを決めよう」
黒王子は楽しげな口調でうそぶく。
「ルールは日替わりで3人のうち1人が提示しよう。日を追う毎にどんどんルールが増えてゆく。簡単だね。」
そう言ってにっこりと白王子が笑う。
「えっと…、ちょっと待ってください、ルールって、一体、どんな……??」
水色姫は不安げに問いかける。
「いーからいーから。じゃ、まず今日はオレからね~。
まず最初のルールは……
『必ず1日一回は自分以外の二人のどちらかとキスをする』」
弱小国家の姫ーアリスが政略の駒として嫁いだのは遥か南の遠国ーシュヴァルツノアルー。
「あ、イヤになったら逃げ出していいよ?君の故郷がどうなってもしらないけどね?」
待ち受けていたのは黒い王子と
「大丈夫。黒王子に何されたって僕が守ってあげるよ。だから…当然今日は僕のそばにいてくれるよね??」
微笑みの白い王子…。
ゲーム好き双子王子の元へ嫁いだ姫の運命はー!?
今、白黒のチェス盤に水色の花が散るー。
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