第1章

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伊勢志摩サミットのプレスセンター解体について 伊勢志摩サミットの時のプレスセンターについて、今日は珍しく無駄遣いではないのか?と批判的なテレビ報道があった。 この予算は外務省から出ているという。 解体費用3億円を含めて計31億円。 外務省に関して、以前も書いた事があるのだが、高級官僚の酷さは、旧大蔵官僚より酷い。 映画で描かれてご存知かも知れないが、『杉原千畝』さんに対して、戦後になって独断のパスポート発行の責任を問い、辞職させたのは序の口なのだ。 大東亜(太平洋)戦争の開戦通告の遅れ=これが真珠湾攻撃が騙し討ちだと言われる原因になり、日本は卑怯な国だと言う事になってしまった=は、映画とか記録として残っている書類上では、アメリカ人タイピストを使えない為に、日本人書記官が慣れないタイプを打ったから遅れたとされている。 これは昭和天皇にもそのように報告され、昭和天皇も過ぎた事でもあり、しぶしぶ納得されたそうだが、真実は全く違う。 念のために書いて置くと、国交文書は、タイプでという規定は無く、手書きでも良い(やはり多少は非礼に当たるそうだが、戦争する相手なのだから構わないはずだし、後で正式文書を届けると伝えれば良い)のだから、本国政府の訓令を破った罪は重い。 では真相は? 『マリ子』の作者・寺崎英成の送別会が前日にあり、それでゆっくり出勤したから間に合わなかったのだ。 この日、海軍の武官が早く出勤していて(真珠湾攻撃を知っていたから)それを海軍に報告しているのだ。 海軍も駄目だったと思うのは、その報告を受けた海軍自体が、緒戦の勝ち戦の最中だったからか、又は過ぎた事だと思ったからか、この報告に対して何等かのリアクションも起こさなかった事だ。 同情的に考えたら、外務省の恥は日本の恥だと考えて、公表を避けたのかも知れないが…… 当時の事をもう1つ書くと、当時のドイツ大使は大島陸軍中将で、ヒトラーかぶれで有名な人物だった。 大島大使の判断が、日本を大東亜(太平洋)戦争に突入させる原因の1つになるのだが、現地のドイツ大使館の外務省官僚は、この判断の後押しはしても、批判的な意見を本国に伝えた形跡は無い。
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