第1章

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バトルオブブリテンで、ドイツ軍機が多大な被害を受け、イギリス上陸作戦が不可能らしいという事は、少し戦況を冷静に見れば解る事で、そんな現地情報の収集もして居ない。 アメリカへの通告遅れを起こした人達は、流石に重い処分があっただろうと、普通の人間なら思う。 しかし違う! この中から二人は、官僚の最高位の事務次官になり、寺崎英成は、天皇の通訳になっているのだ。 先ほどの『杉原千畝』は、戦後に首になった。 この違い……… 外務省では、高級官僚(キャリア)とノンキャリアは、王様と奴隷だと長く言われてきた。 大使は、国の予算で絵画等を買って、任期が終わるとその絵画等を日本に持ち帰る。 その持ち帰った絵画等を、不要品として、後で安く買うのだ。(一応は省内の公開入札という形は取るのだが、根回しが済んでいるからその入札額は飛び切り安い) こうして入札した絵画等を売れば、かなりの額(最低で数十万円と言われている)が懐に入る。 高級官僚の現地大使館勤務には、現地対応支給の手当てがあり、本給は使わなくても楽に生活は可能なのだから、それはどんな手を使っても辞職などしないだろう。 沖縄の米軍関係の事件について、マスコミも『日米地位協定』を取り上げる事がたまにある。 本来なら、外務省が改正の為に水面下で動くのが仕事だと思うのだが、これが全然…… アメリカ様を刺激しない事に専心しているのが日本の外務省であり、時にアメリカが言わない事でも、アメリカの意向を先取りして、日本に不利な事を政府に進言する。 こんな外務省とは、一体なんなんだろか? 自分たちの楽な生活をエンジョイし、日本の国に不利益な事を平気でする。 『TPP』の情報等も、どんな問題点があるのか?調べるのが仕事。 何も調べずにアメリカの意向に沿ったから、あの交渉結果になった。 俺が総理大臣なら、交渉にも入らないが、入るなら入るで、やはり外務省は問題点を把握し、政府に日本の利益になる為の方策を提示しなければならない。 伊勢志摩サミットのプレスセンター問題など、単に氷山の一角。 これからも外務省には厳しい監視の目が必要だと思うのだ。 少なくとも『杉原千畝』さんに感動したあなた、一緒に監視しましょう。 それが『杉原千畝』さんの意思に沿う事だと信じます
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