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なぜこんな所に居るのか、思い出そうとしても思い出せない。
ただこの場所にいて、この景色を見ている。
それに加えて音を掻き消すくらいの、雨音と共に木々に降り注ぐ雨の雫。
暇を持て余して、雫の粒を数えた事もある。
でも途方もない、時間の中でそんなこと無意味に思い、辞めてしまった。
こんな状況でも時間の流れだけはなんとなく、把握できているのには少し違和感和を覚えるのだが、、、自分が何者で、男なのか女なのかさえも今の自分自身には測りようがなかった。
そんな中で最近雨の音が、ほんの少し小さくなったような気がしている。
こないだまでは、ただ1点を見つめるだけ、何も考えていなかったのに、ふと音が小さくなっていることに気づいた自分に少々驚きつつも、この変化がこれからどうごくのかもう少しこの場に留まってみよう。
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