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「よし。それではずっとこの七不思議ばかりしているのも疲れるので通常に戻ろう。やはり科学をしないとね」
部長としてどうなんだという発言とともに、七不思議会議は終わってしまった。
「よいしょ」
そして誰もそれに突っ込まない。優我に至ってはもう量子力学に関する本を広げていた。
「あっ。ちょっと炎色反応の実験をしたいんだけど」
千晴ももう自分の興味にしか目がいっていない。桜太にそんなことを訊いている。
「いいよ。火の扱いだけ注意してくれ」
桜太ももうブラックホールの本を読んでいた。
「ダメだな。これは」
廊下からこっそり様子を窺っていた亜塔は、いつもどおりのぐだっとした活動が始まったことで危機感を募らせていたのだった。
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