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田辺聖子先生の著書、「枕草子」の口語小説版「むかし、あけぼの」を少しずつ読んでます。
この中で、源方弘(みなもとのまさひろ)という蔵人が出てくるけど、読んでたら、源建のモデルじゃないかと思うくらいのドジっこ天然だった。
蔵人は天皇の政務だけではなく、私生活のお手伝いもします。
料理をするのは内膳司、そこに、料理を一旦置く棚があるらしいのだけど、そこに誰かが沓(くつ)を置いていたわけ。
"誰がこんなところに"って騒いでいて、それを見て方弘も一緒に笑ってたんだけど、よく見たら、自分の沓だった。
本当にこんなおっちょこちょいもいたんですね。
他にもいくつかあるんだけど、気になる人は、「枕草子」を読んでください。
でも、モデルではないです。
脱線するけど、宮中では沓を履いていたけど、脱がなきゃいけないところもある。
この時代は正座をする習慣はないけど、座る時は沓を履いていると、座りにくいよね。
どこで沓を脱ぐのか知りたいなあ。
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