まだ咲き染めし梅の匂いに

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◇1月28日土曜日◇ とりあえず、どこかで言いたくてたまらず、ここに書かせてもらいます。 難しい話だから、わけが分からなかったら、すみませんが次回の更新を(^_^;) 突然だけど、私とうとう見つけました。 蔵人って結局何着てたん?! それがわからなくて、ずっと調べておりました。 蔵人とは「萌ゆる想いを、この花に」で源建が就いていた役職で、天皇の生活や執政をお手伝いしたり、訴訟に関わる仕事です。これに就くと、貴族のエリートコースに進めますが、宿直があるし、時代が下るほどにやることが増えるので、大変なお仕事だったようです。 この仕事のことは結構出てくるのですが、服装がわからないのです。 平安時代の貴族の装束は、一番のドレスアップが束帯、次が衣冠、そしてきれいめカジュアルが直衣、普段着が狩衣みたいな感じかな。 ちなみに、建が宮中で来ているのが衣冠、藤原光成を押し倒した時に着てたのが直衣です。 しかし、これには確証がなかった。 一般の殿上人(天皇の御殿にあがれる高官)は衣冠だったので、そうしただけ。 だけど、有職故実(いわゆる着物のドレスコードみたいなもの)が書いて本を読み返したら、蔵人は衣冠はつけないと書いてあった。 じゃあ、何着てたのかって書いてない! 蔵人所の長官、頭の中将は昼の参内でも、冠をつけて直衣でよいようです。 名家の若手イケメンキャリアがこの役職のことが多いので、服装はわりと見つかるのです。 でも、したっぱの蔵人は見つからない。
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