オチなんて求めないで【3】

まだ咲き染めし梅の匂いに

珍しく仕事の話。

今朝、オープン時間近くに出勤したら、開店準備をしているはずの同僚が見当たらない。

商品整理をしているのかな？と、何気なくレジコーナー内を覗き込んだら、同僚の女の子が、角にもたれるように、うずくまっているではありませんか！

ぐったりしていたので、まさか気絶しているんじゃと、近寄って、「大丈夫?!」と声を掛けたら、起き上がってくれて。

訊けば、熱があって具合が悪いから、オープンまでと思って休んでいたんだとか・・・。

熱が３８．５度あるのに、私が開店準備をしなきゃ、誰もいない・・・と思い、出勤してくれていたそうです（泣）

とりあえず、私は彼女が心配でオロオロしながら、自分の準備を終わらせ、彼女には休憩室で休んでもらうことにしました。

本当なら、帰って休んで欲しかったんだけど、私一人の時に、クレームとかややこしい問い合わせとか不測の事態になると、他のお客様がほったらかしになってしまうので、申し訳ないけど、呼べる範囲にはいてもらいました。

その後、遅出の他のスタッフが出勤してきたので、帰ってもらいましたが、久しぶりに、背筋が凍る思いをしました。

そして、改めて、がんばりやさんでまじめで、いい子だなと思いました。
無理をさせてごめんね。