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「ドタキャンとはひどいな・・・」
烈君はカラクリ時計前から離れた、人気のないベンチで私の膝の傷の手当てをしてくれて、愚痴を訊いてくれた。
「ありがとう」
右膝に貼ったバンドエイド。
恥かしいけどしょうがない。
「それよりも友達と一緒だったんでしょ？」
「まぁな。でも・・・藤ヶ谷さんを一人にはしておけない。
それよりもメシ食べたのか？」
「ううん」
「じゃ俺と一緒にメシ食おうぜ」
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