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留奈に似た女が居ないか必死に目を凝らす。
居た!!!
隣に居るのは烈??
どうして烈と留奈が・・・
留奈は
俺には見せない笑顔を
烈に向けていた。
心臓がわし掴みされるような感覚。
初めて味わう苦い思いだった。
共に住んでいれば、
留奈は俺をスキになって、輝く笑顔を向けてくれると思った。
でも、留奈は
俺よりも烈の方に打ち解けている。
苦虫を噛み潰したような心境。
俺はあの夏の日からずっと
誰にも負けないように
努力して来たつもりだった。
なのに・・・
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