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俺は先に戻り、留奈の帰りを待つ。
「ただいま」
リビングに入って来た留奈は俺の姿に驚いた。
「仕事は?」
「終わった。お前は今まで何をしていた?」
「・・・」
留奈は黙った。
「スマホに連絡しても全然繋がらなかった。どうしてだ?」
俺は烈との仲に嫉妬していた。
留奈はバックの中からスマホを取り出す。
「ゴメンなさい。充電が切れてたみたい」
「それは言いワケか?」
「何怒ってんのよ!怒りたいのはこっちの方よ!!」
留奈の方が怒り始めた。
「仕事が忙しいなら、どうしてデートなんかに誘うの!」
「お前の方こそ何だ!烈と一緒だったんだろ?
俺が来ないからって…烈と仲良くしてんじゃねぇよ」
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