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俺は持っていたグラスを床に投げつけた。
フローリングに響くグラスの割れる音。
俺達の仲も壊れたような気がした。
「捺さんこそ…何よ!?哲子さんと・・・」
「哲子?
哲は俺の幼なじみだ。
小さい時からの知り合いなんだ。
昨日、今日会った人間とは違う!!
俺達は深い絆で結ばれているんだ」
「じゃ哲子さんと結婚すればいいじゃない!!」
「はぁ?」
哲は・・・
「おやすみなさい」
留奈はプイッと顔を逸らしてリビングを出て行った。
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