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哲子さんは猫撫で声を出し、私の前で捺さんに抱き付いた。
「哲!?離せっ!?」
「お目覚めのちゅーよ。捺」
哲子さんは捺さんの右頬にキス。
捺さんの頬には哲子さんの唇の形をした口紅の跡がベッタリと付いていた。
私のその光景に唖然。
捺さんと目を合わせる。
「哲のキスはいつものコトだ。スルーしろ」
愛人とのキスをスルーしろって?
私には嫉妬するなと言ってるの?
「それよりもお前…朝からなに作ってんだ?」
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