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「すいません」
哲子さんに指摘され
私は急いで謝る。
「別に少し位いいだろ?
オカマのクセに
女みたいに細かいコト言うな。哲太」
「私はオカマじゃないの!
乙女なの!!
カラダを鍛えるコトしか脳のない筋肉馬鹿には
言われたくないわ!」
オカマって・・・!?
「捺さん・・・
哲子さんって女じゃないの?」
「女じゃない。
女装して俺の秘書をしているだけだ。
もしかして…お前
ずっと・・・
哲子のコトを本当のオンナだと思っていたのか?」
「はい」
誰一人
私には教えてくれなかった。
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