(14)重なるハート

5/14

960人が本棚に入れています
本棚に追加
/86ページ
「すいません」 哲子さんに指摘され 私は急いで謝る。 「別に少し位いいだろ? オカマのクセに 女みたいに細かいコト言うな。哲太」 「私はオカマじゃないの! 乙女なの!! カラダを鍛えるコトしか脳のない筋肉馬鹿には 言われたくないわ!」 オカマって・・・!? 「捺さん・・・ 哲子さんって女じゃないの?」 「女じゃない。 女装して俺の秘書をしているだけだ。 もしかして…お前 ずっと・・・ 哲子のコトを本当のオンナだと思っていたのか?」 「はい」 誰一人 私には教えてくれなかった。
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!

960人が本棚に入れています
本棚に追加