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「本当の名前は神田哲太。
私は正真正銘の男。
捺にはずっと黙っていたけど・・・
留奈ちゃんのコト
私苛めてたの。
ゴメンなさい。捺」
「哲お前・・・」
捺さんは哲子さんを睨み据える。
「捺…怖い」
哲子さんは奥の給湯室に逃げ込んでしまった。
「書類を渡し、捺様と仲直りもしたコトですし、行きましょうか?」
「そうね・・・」
でも、哲さんの正体も分かり、
もう少し捺さんとお話がしたいんだけど。
ダメかな?
「待ってくれ・・・俊也」
捺さんの方が私達を引き止めた。
「10分だけ・・・待ってくれ。
留奈と話がしたい」
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