(14)重なるハート

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「留奈…正座」 「えっ?」 捺さんはフロア一面に敷かれた緑のマットを指差す。 私は言われるまま正座した。 すると 捺さんが私の膝の上に転がる。 「何するんですか?」 「昨日・・・ お前と烈のコト 考えると一睡も出来なかったんだ。 だから、10分だけ 寝かせてくれ」 私が哲子さんと捺さんのコトを考えるように 捺さんも私と烈君のコトを考えていた。 「私と烈君のコトは 誤解だから・・・」 「そのようだな」 捺さんは納得すると 瞳を閉じて、仮眠する。
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