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「留奈…正座」
「えっ?」
捺さんはフロア一面に敷かれた緑のマットを指差す。
私は言われるまま正座した。
すると
捺さんが私の膝の上に転がる。
「何するんですか?」
「昨日・・・
お前と烈のコト
考えると一睡も出来なかったんだ。
だから、10分だけ
寝かせてくれ」
私が哲子さんと捺さんのコトを考えるように
捺さんも私と烈君のコトを考えていた。
「私と烈君のコトは
誤解だから・・・」
「そのようだな」
捺さんは納得すると
瞳を閉じて、仮眠する。
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