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「自分のお弁当です」
捺さんの態度にかなり動揺しているけど、気のない振りをして答えた。
捺さんはキッチンカウンターのスツールに腰を下ろし、私を見つめる。
哲子さんさえ、居なければ・・・いい雰囲気なのに。
「捺、私が今日のスーツ、コーディしてあげる」
「頼む」
二人は仲良く会話を交わし、哲子さんは寝室へと入って行く。
「明日から、哲子さんは出入り禁止にしてください。
明日からは私が捺さんのスーツのコーディをして、朝も私が起こしますから・・・」
「お前と結婚する以前から、哲がやっていたコトだ。
哲の仕事だからいいよ。
それに、アイツうるさいし・・・我慢してくれ」
捺さんーーー・・・
妻よりも愛人の肩を持つなんて・・・信じらない!!
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