新婚編《1》(11)秘書と愛人関係

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「自分のお弁当です」 捺さんの態度にかなり動揺しているけど、気のない振りをして答えた。 捺さんはキッチンカウンターのスツールに腰を下ろし、私を見つめる。 哲子さんさえ、居なければ・・・いい雰囲気なのに。 「捺、私が今日のスーツ、コーディしてあげる」 「頼む」 二人は仲良く会話を交わし、哲子さんは寝室へと入って行く。 「明日から、哲子さんは出入り禁止にしてください。 明日からは私が捺さんのスーツのコーディをして、朝も私が起こしますから・・・」 「お前と結婚する以前から、哲がやっていたコトだ。 哲の仕事だからいいよ。 それに、アイツうるさいし・・・我慢してくれ」 捺さんーーー・・・ 妻よりも愛人の肩を持つなんて・・・信じらない!!
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