新婚編《1》(11)秘書と愛人関係

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「それよりも一つお願いがあるんだけど」 「お断りします」 「そう言わずに。 義理の弟を助けると思って」 烈君は私に頭を下げた。 「頼むよ。藤ヶ谷さん」 「頼みって何?」 「2時間だけ…俺のオンナになって」 「えっ?」 「付き合っている女が出来たって言ってるのに…別れてくれないんだ」 「じゃその付き合ってる彼女に頼めば」 「本当は彼女なんて居ない。 でも、彼女を紹介したら、別れてくれるって言うから・・・」 「・・・」 執拗に頼み込む烈君に根負け。 2時間だけ・・・ 彼の彼女になった・・・
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