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彼女は何もオーダーせず、店を出て行った。
「何だかあっさりと別れてくれたな。
もう少し、粘ると思ってたのに」
「ダサい、地味、キモいって…人から言われたの初めてなんだけど・・・」
そう言って私は抹茶シェイクをストローで啜った。
「気を悪くしたなら、由美に代わって謝るよ」
優等生の烈君の彼女が
ヤンキーだったとは意外。
人は自分にはないモノを求めて
相手を探すんだと改めて思った。
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