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「ふーつっかれた」
俺の生活の拠点であるアパートの一室にようやく到着。鞄を投げ捨て、冷蔵庫から麦茶を取り出し、ぐっと飲み干す。
「くぅ~麦茶最高だな!」
しかし、俺は今日人の命を救ったのか…なんだか実感がない。
もし家族が見つかったら、病院までお礼とかしに来たりとかするのかな。
顔はしっかり見ていなかったが、あの子はなかなか整った顔立ち(と整ったスタイル)をしていたし、あんな子の命の恩人となれたことは、なかなか喜ばしいことだ。
「はぁ~疲れた。朝飯どうしよっかな」
スーツとシャツを脱ぎ捨ててとりあえず涼むかと扇風機をつけて床に横になった俺は……睡魔の大津波に襲われそのまま意識を失ってしまった。
休憩時間が四時間あるとはいっても、やっぱり睡眠時間としては微妙に足りない…。
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