1 Prolog

9/28
前へ
/48ページ
次へ
最初は地球人は、地上は水平に永遠と続いているものだと認識していた。 だが、そうではなかった。我々の世界地球は円形であり、無限ではない。そこから天動説とやらも覆され、地球が全空間の中心に存在するわけではないと発覚した。 もしかしたら宇宙というのも無限に見えて、実は円形だったりするのではないか。永遠に宇宙空間を直進し続けたら、何億年か後にはまた地球へ戻ってくるのではなかろうか。 もしそうだったら。 ロマンはあるが、確かめようがない。 まあでも、それは別にわかってもわからなくても どちらでもいいや。 一体宇宙とは何なのか。 宇宙の果てには何があるのか。 そもそも果てなど存在するのか。 いつの日か何者かがそれを解明する時が来るのか。 わからない。でも、何故か、楽しいのだ。
/48ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加