第9章 それは突然に

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なので素直に送ってもらった。 「じゃあ、明日は何時頃に来たらいいかな?」 「そうだなー、引っ越し屋さんが10時に来るから…。」 「わかった。じゃ、9時半頃に来るよ。」 「うん、よろしくお願いします。」 「はい。じゃ、明日ね。おやすみ。」 「おやすみ。」 と言うけれど、2人とも動かない。 ん? 「部屋行って、最後まで見届けないと心配だから。」 「あ、うん。」 階段を上がり、鍵を開けて松田君のほうを振り返った。
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