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E side
ピピピピ…。
私は目覚ましの音に起きる。いつものように伸びをして…って、本当に??
目に入った時計を見て一瞬考えてしまった。
設定時間が30分遅くなっている…。
「お母さん!何で起こしてくれなかったの??」
制服を急いで着て、そう言いながら一階のリビングにおりていった。
……。
返事がない。
そうだ…今日は家に私1人だ…。
私はそのまま家を出てダッシュで高校へ向かう。
水無月絵梨(ミナヅキ エリ)、久々の全力ダッシュです!、とでも言うかのようにひたすらに走った。
私は1年2組の教室に入る。
ギリギリセーフ…。
「絵梨、もしかして寝坊した?珍しい。」
クラスメイトがそう声をかけてきた。
「た、たまにはそんなこともあるよ。」
私はハハッと笑った。
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