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その言葉に「っん」と声を出して反応する彼女。
「よ……ぅじさん」
「ずいぶんいやらしくなったね。ゆず」
後ろにいる俺に手を伸ばし、キスをねだる。
舌を絡める深いキスをしながら体勢を変え、彼女をテーブルの上に寝かせた。
股関節はまだ思うようには開かない。
彼女の足を抱え込み、淫らな音をわざと部屋中に響かせる。
振る腰のリズムに合わせるのは、乱れた彼女の呼吸。
「あと五分でここ出るよ」
腕時計を見てゆずに伝え、「えっ」と言いかけた唇に噛みついた。
「遅刻してもいいなら続けるけど」
「だっ、だめですよ!」
「だよね。二日続けて『階段から落ちそうになって股関節捻った』なんて言い訳使えないし」
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