群青2 モノクロ第8話

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「それ!もう少し気の利いた言い訳なかったんで」 「シ。喋ってる時間がもったいない」 抗議するゆずの唇に人さし指をあて、黙らせる。 腰を少しだけ早く動かし、彼女の様子を見た。 与える感覚を素直に受け入れられず、どうしたらいいか分からない。といった表情。 淫らな姿が意外にそそる。 「ゆず。おいで」 腰に手を添えて彼女を起き上がらせ、口づけして強く抱きしめた。 「……ようじさん」 うわ言のように俺を呼ぶゆずの声。 朝からこんなふうに名前を呼ばれるのもなかなか悪くない。 ただ 今日が休日なら、尚更良かったけれど。
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