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「それ!もう少し気の利いた言い訳なかったんで」
「シ。喋ってる時間がもったいない」
抗議するゆずの唇に人さし指をあて、黙らせる。
腰を少しだけ早く動かし、彼女の様子を見た。
与える感覚を素直に受け入れられず、どうしたらいいか分からない。といった表情。
淫らな姿が意外にそそる。
「ゆず。おいで」
腰に手を添えて彼女を起き上がらせ、口づけして強く抱きしめた。
「……ようじさん」
うわ言のように俺を呼ぶゆずの声。
朝からこんなふうに名前を呼ばれるのもなかなか悪くない。
ただ
今日が休日なら、尚更良かったけれど。
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