毎朝、君に会いたくて

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「早く言いな。誰にも言わないであげるから。…霧島と何かあったんでしょ?」 「…ぶっ」 未央の大真面目なその言葉に驚き、私は口にしていたオムライスを吹き出してしまった。 「ちょっ…むせった!」 「はい、麦茶」 未央が手渡してくれたペットボトルの麦茶を思いきり喉に流し込んだ。 「純…うちら中学のときから一緒にいるんだよ?今更私に隠し事なんて出来るわけないじゃん」 「待ってよ…全然違うし!何でそこで冬汰の名前が出てくるかな」 「え、ウソ、違うの?絶対男絡みで何かあったんだと思ったけど…私の勘、外れたか」 ……いえ、外れてません。 「でも霧島じゃないなら男絡みの線は消えたとして…」 ブツブツと呟きながら推理していた未央は、突然バッと勢いよく顔を上げた。 「あ、あんた、まさか…」 「何?」 「今更、主治医のあのイケメン先生に恋したんじゃ…」 冬汰の次は、蓮先生か。 まぁ、無理もない。 どれだけ推測したところで、私と接点のある男なんてその2人しか思いつかないだろう。 …あ、あとパパもいるけど。
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