一生、この日を忘れない

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数日前、未央と冬汰には看護学校を受験したいと打ち明けた。 二人とも、私の病気の事は知っているのに、即座に応援すると言ってくれた。 「純なら責任感強いし、看護師とか絶対合ってると思う!私が将来弱ったら、純に助けてもらおっと」 「でもお前、そそっかしいからな。そこだけ心配」 「そそっかしいのは……これを機に、直すもん」 この日、結局未央のカラオケの提案には乗らず、私と冬汰は勉強のために学校の近くの図書館へ向かった。 未央は、家に帰っても暇だから…という理由でついて来た。 「本当は夏期講習行きたかったんだけどなー」 「申し込み、間に合わなかったんだっけ?霧島は?夏期講習行くの?」 「俺は誰かさんと違って、早めに申し込んだから余裕で通うよ」 「……嫌みくさーい」 もっと早く、私も申し込んでおけばよかった。 「…仕方ねーな。講習で学んだ事、お前にも教えてやるよ。だから拗ねんな」 「やった!冬汰様、感謝します!」 何だかんだ言いながらも、冬汰は結局優しいんだから。
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