ぼく

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ぼくはおじさんとバイバイをして、おうちにかえった。     ぼくのおうちのにわには、1本だけ、おじさんがくれたお花とおなじお花があった。     ぼくはお花にちかづいてはなしかけた。 お花の花びらがぼくのはなにくっついて、くすぐったかった。     「お花さんも、いたいのきらい?」     お花にはなしかけてもおへんじはなくて、ぼくは少しさびしくなった。     おうちには、まだおかあさんはいなかったから、ぼくはひとりでおじさんのおうちにあるいていった。   さっきおじさんとあるいたみちをおもいだしながらあるいて、おおきな門についた。   おうちの中にはいって、さっきいたにわにいくと、にわにはお花や木はなくて、1本だけ、ぼくのせよりも、おおきなひまわりがさいていた。     ぼくは、ひまわりをみあげて、はなしかけた。     「ひまわりさん、おじさんに、ありがとうっていっておいてね!」     ぼくはひまわりにバイバイをして、走っておうちにかえっていった。
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