突然の悲劇

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綾乃が祈るように両手を組み 「正志さん、正志さんっ。」 と絞り出すような声で呟いている。 彰悟は震える母の肩を抱き 「父さん、頑張ってくれ。僕らを置いて行くな。」 と必死で祈った。 しかし、その祈りもむなしく 正志はそのまま目を覚ますことなくその夜、 亡くなった。
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