1、終

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きをつけ、れい ありがとうございました ありがとうございました 終わらせてしまった試合 きをつけ、れい 監督の周りに集まる 涙を流す先輩達 目を合わせられない 目は合わない 泣いてしまいそうでも、 泣かない このスポーツを始めた時そう決めた それにこれはきっと、 自分の技術不足だから 自分のせいだから ないちゃいけないんだ きをつけ、れい ありがとうございました 監督の話は終わっていた 次の試合のある人たちのためにベンチを空ける 次の試合のためにグランドを整備する 次後ある人たち・・・ 道具 バット、ヘルメット、ボール、、、 ついた泥を落としたりしてしまっていく 話し声は他校の人たちのもので 自分の馴染みのある声はなく、静か 淡々と片付ける 道具などを自分の高校に持ち帰るために監督の車に載せる 運ぶ時に見た周りの顔はもう、静かで、涙は弱まっていた 片付けが一段落して先輩たちは先輩達どうしや、来てくださったOGの先輩たちと話していた それを少しだけ遠巻きに見ていた
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