1、終

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先輩達が引退した これからは自分たちの代だ キャプテンは、毎年引退試合の日に先輩たちから指名される 四人しかいない部活 キャプテンは、ピッチャーの人だった 自分が成りたいとかそういう訳では無いし 自分はなれる器なんて持ってないってわかっているけれども 嫌だ。 去年、先輩たちの代 キャプテンは、バッテリーの人たちで 自分たちと同じ四人だって先輩たち 同じ立場なはずなのに バッテリー2人ばかりで決めてしまっていて それに何も言えない言わせてもらえない そんな先輩が・・・ 自分の立場からなにか言うのはおかしいのだけれど 自分はそんな普通にはなりたくなかった 可哀想とは何か違う あの、痛烈な悲痛な表情をたまに見せてた先輩 自分はバッテリーに負けたくない あんなふうにはなりたくない プレーを、誰にも負けないように・・・ そうすればといい、いう言葉を残してくれたんだから
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