決別

1/1
前へ
/23ページ
次へ

決別

さあ!今日は入会の日。この前は わたくし川添、変な警察官に呼び止め られ質問ぜめ。 あの国家権力は、わかってない。 彼には真理が必要不可欠! さあ!いきますよ? ♪川添ひろしが~洞窟に入る~♪ 川添はとある建物の中に入っていった。 「あー川添さん!どうぞこちらへ!」 松田は川添を呼んだ。 先日、川添と話した男だ。 「では川添さん、はんこと、通帳等 資産をお渡し下さい。」 川添は入会用紙にはんを押した。 「安田??」松田は不思議な顔をした。 「いけませんか?川添事、安田です」 川添は真顔だ。 「ぇ!まぁいいでしょ!では財産を!」 川添は恥ずかしそうに、汚いリュックから カエルのミイラを出し、説明した。 「わたくしの幼き時の友達。がまおです! 大切にしてやって下さい!」 川添は涙ぐんでいた。 「いるかー!!!」 それを受け松田は豹変し、カエルのミイラ を川添へ投げつけた。 「は?あれ?!あれ?!」 川添は動転している、よくみるとカエル のミイラの足がもげていた。 「… …」 「きぇぇぇぇーーーーーーーー!!」 川添は奇声を発し、頭をかきむしり 鼻毛を物凄い勢いで抜いていた。 ヨダレも垂れていたその姿はまるで 悪魔そのものだった! 「うゎあー!!!」 松田は逃げようとしたが、すでに背後を 川添にとられ パン!!! 川添は松田の両耳をはった! 松田の耳からは血が流れ、たおれた! 「耳が…耳が…」 川添はヨダレをたらしながら鬼の形相で いいはなった! 「ここに、真理は無い!!! ラブいずオーバーだ!!!!」 松田にはもう聞こえていなかった…
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加