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同調を求めし生物
「なんだ、お嬢さんそう言うこと
でしたか!わたくし大勘違い!」
川添は豪快に笑った
「オジサン変な人、うふふ…
でもね私、元気出た、ありがとう」
どうやら女子高生はいじめを受けて
自殺を考えたらしい
「人間は同調を求める生物!その同調に
惑わされ、付き合うこと、これそもそも
無意味ですよ お嬢さん!」
女子高生は涙を流していた。
川添は例の汚いリュックから例の
カエルのミイラを取りだし
「これを君へ!さぁ! 遠慮はいらん!」
と差し出した。
すると…
「キャァーーー!!!」
バチン!!!
川添の頬は真っ赤に染まり鼻血をたらし
ていた。
女子高生はもうその場所にいなかった。
残された足のとれたカエルのミイラが
悲しくこちらを見ていた…
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