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長旅の収穫
秋田からの帰り、二人は電車の中にいた
「あーなんもわからんかったやん直樹」
啓介は不満そうだ。
直樹は寝た降りをしている。
そもそもネットだけの情報でこんな
ところまで来てしまった事に二人は
後悔していた。
「なぁ、直樹、他にあてはあるんか?」
「ない…」
「俺思ったんだけど、あの雑誌の編集者
訪ねてみんか?そこしか手がかりなくね
ーか?」
啓介は川添探しににはまりつつあった。
「そうやなぁ……」
直樹は何やら先ほどから鼻歌を歌っていた。
「かたくて~大きな~おにいちゃんの~」
「なんだよ!その歌?」
「いゃー、何だが耳から離れなくて…」
二人は雑誌編集社に行くことにした…
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