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ある日の朝
「悠真様、起きて下さい」
「航大、おはよう」
「おはようございます。
御気分はいかがですか」
「今日、いい方だ」
「左様で御座いますか」
このあと、朝食を食べて、学校に向かう。
航大とは、同じクラスだ。
学校に来ると航大をみて、女生徒達が
歓声をあげる。
当の本人はきずいていない。
確かに、まぁ、無愛想ではあるが、
勉強も運動出来て、天然たらし
それに、スラッとした体型に身長も高いからモテる。
それが、俺の不安だ。
いくら、恋人とは言え、
可愛い、綺麗な女に俺が勝てる筈がない。
病弱な俺と比べたら、きっと、
心変りだってするだろう。
だから、僕は、航大に俺以外で好きに
なった人がいたら、別れる覚悟でいる。
航大のためなら、何でも出来る。
それが自分が傷つくとしても……。
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