年月日不詳 どこかの畑

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 僕は二度目の大絶叫です。  人生で、これほどまでに大声出したことありません。  まあ、夢の中ですから、何でもできてしまうんでしょうけど。  実際に起きたら、僕、失神してしまうでしょうね。確実に。  僕は、恐る恐る二人に声をかけました。 「ぼ、僕をどうするつもりですか」 「その前に、自己紹介しますね」  茶色の髪の少年がゆっくりと地面に降りてきました。 「オレはタカツキといいます。こっちはロシュです」 「はあ、僕は白井といいます」  こんな状況で、つい僕も自己紹介をしてしまいました。社会人の悲しい性です。 「オレたちは帝都を守るエアポリスです」 「へ」 「あと二人の仲間がいるんですが、オレたち、隊商が空から落としてしまった四つのエアリエルの原石を探しにきたんです」 「は、あ」 「オレたちの誰かが触れれば、石が反応してくれて、四つとも見つかるはずだったんですが……」  タカツキくんが困った顔で、僕の手の甲にくっついている青い石を見つめました。 「あと一歩のところで、地上の人間であるあなたが先に触れてしまったために、オレたちの力では見つけられなくなってしまいました。あなたの心に呼びかけてくる『光』はあなたにしかわからないんです」 「えっと……」
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