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本棚に追加「私だって…棗くんと一緒に暮らせたら、それだけで幸せだよ。でもきっと…実際一緒に住み始めたら、棗くんが思ってる以上に大変な事が沢山あるよ。……一緒にいられたら幸せだなんて…きっと言ってられなくなるよ」
悔しい。
こういうとき、素直に喜べない事が。
でもこれが、私が抱えている現実。
私の体調を、きっと棗くんはいつも気にするようになる。
今みたいに帰る家が別々なら、お互い家に帰ってしまえばもう何も気にしなくていいけれど。
一緒に住み始めたら、そういうわけにはいかなくなる。
お互い気を使い過ぎて、疲れてしまったら?
それが原因で気持ちが離れてしまったら?
一緒に住まなければ良かったって後悔する事になってしまったら?
そのせいで棗くんと別れる事になってしまったら…私、立ち直れないかもしれない。
「病気の人と暮らすって、簡単な事じゃないんだよ棗くん」
私は酷い彼女だと思う。
一緒に住みたいと言ってくれている彼に対して、こんな否定的な事ばかりを口にして。
こんなの、住みたくないって言ってるようなものだ。
でも本当は、棗くんの傍にいたい。
毎日、棗くんを感じていたい。
矛盾しているけど、どっちも私の本音なんだ。

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