砂漠の国【アルバナード】

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 その時、カルフェイがある事に勘付く。  「そのフードを被った輩は……王女か?」  「よう、気付いたな。流石は大盗賊と言われるだけはあるわ」  「そうか……見かけないと思っていたらやはり逃げていたか……。」  「まあ、こんな状況やと逃げたくはなるわな」  「ありがとう、ここまで王女を連れて来てくれて。君には褒美をやろう。」  「待て待て待て。話ズレてる。何を言い出してるねん、怖いわオッさん」  「そうだな、適当な剣でも用意してやるか。」  「んなもん要らんわ。どうせくれるんならクォーツの情報くれや。それくらいやないとこいつはやらん。」  「クォーツ……?あの伝説の世界の宝玉の?」  「せや」  「ははは……ハーッハッハ……やはりガキはガキか……。野郎共、そのガキを殺ってしまえ……。」  総員『ハッ!!』  総動員数約100人が一斉に動き出す。  (流石にちと多いかな。いや、後ろの方にまだわんさかいらっしゃる。鬱陶しっ!)
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