結果

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****** 「颯、すごい、すごい」 新が叫びながら教室に飛び込んできた。 そして、僕を見つけると、グイグイと手を引っ張る。 「新、落ち着いて。どうしたの?」 「だから、すごいんだって。来て来て」 僕は新に引っ張られながら、職員室前の廊下まで連れてこられた。 そこには、テストの成績表が張り出してあった。 この学校では、期末試験毎に100位までの生徒の名前と合計得点を張り出すみたいだ。 「ほらほら」 新たに押されて掲示板の前に立つ。 今回は本当に点数が良かったから、20番位に名前があるかもしれないんだ。 ちょっとドキドキしながら、20番から上を見ていく。 15、14、13、12……あれ、ない。 やっぱり県内一の学校だから、あれくらいじゃ上位に行けないのかもしれない。 「どうだった?」 新が得意気に聞いてくる。 「おめでとう。19位だったね。すごいよ」 新はなんと、19位なんだ。 「ありがとう。でも俺なんてどうでもいいよ。 自分の事喜びなよ」 え? 自分の事って……… 「もしかして、分かってないの? 颯、一番なんだよ」
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