0人が本棚に入れています
本棚に追加
『私の傷痕を隠して、そしたらアナタについていくから』
アナタに出会うまでは生きることに価値が見出だせなくて
自殺衝動に駆られてリスカもした
病弱になった愛は私を困らせて意思とは関係なく石になりたいと思った
そうやって自分を責めることで「どうだっていいや」って投げやりになって
アナタはこんな私を笑った
でも泣きながら謝ったんだ
「何もしてやれなくて、気付くことすらできなかったのはキミのせいではないよ」
って泣いてむせながら言ってくれた
そんなアナタの頭を撫でるのが精一杯だった
撫でながら私も生まれてきた赤ん坊みたいに泣けるだけ泣いていたら抱き締めてくれた
「傷はその時の葛藤した証拠だし、傷痕は生きている証拠だよ。恥じることは全くないよ」
怒るどころか悟るかのように励ましてくれるアナタがスキ
ねぇ、今度は私が助ける番だからね?
最初のコメントを投稿しよう!