第13話 えぇ加減に、しんさい！！+

　堀江貴文のその後の発言は、自分の読者やキャラクターを意識したものなのだろうが、流石にもの言いが酷くて評価する気になれない。

　ただ、この人がこの通りでいられる内は日本も平和だと言える。もし、この人がスーツを着てネクタイ締めて、敬語なんかを使って語りかけ出したりしたら、平和な時代も終わるのかも知れない。

　尾木直樹にはそんな気はないのかも知れないが、思いやりや、優しさを盾に自粛するのが当然などと言われると、

　国民が、「欲しがりません勝つまでは」などと言わされていた時代を思わざるを得ない。

　自粛を強要する気分とか、風潮は危険だ。

　自粛をするかしないかは、自分の信念に従って判断すれば良い。

　誰に言われてするものでもないし、他人に強要するものでもない。

　他人が自粛したことについて、必要ないとか、当然だとか言うこと自体がおかしいと私は思う。

　ただ、なんでも有りでないと平和が保てないと言うのではない。その逆で、皆が、今回の二人の言い争いなどをみながら、バランス感覚を磨いて、丁度良いバランスを保たなければならないと思う。

　それができなければ、自由と平和を自ら手放してしまうことになりかねないのではないだろうか。