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「さなとの生活まで制限するくらいなら、も、やめ」
「ずっと、一緒じゃないですか! 今でも! 一週間くらい、我慢できないんですかっ」
「も、無理。今でも、痕つけんな、なんて冗談じゃねー」
「なんで、さなさん絡むと、こうまで。見た目だけは、いい男なのにっ」
「ありがと、上田サン。めずらしく褒めて」「褒めてへんわっ!」
「上田ちゃーんっ、落ち着いて! ふたりとも、いい加減にして!」
「だって」「でもっ」
キッと、上目遣いで、睨んだ。さなが怒った。顔が真っ赤。
「ばか! 恥ずかしいんだから! そんな話し、大声で言わないで!」
上田とふたり、しゅん。
「やめ、なんて、もう、ありえないくらい、なんだから」
わかってるよ、なんとなく。でも、一応、確認させて。
「例えば、何かしらトラブルあって、どうしてもって場合……さな、睨むなよ。た・と・え・ば、どれくらい影響?」
上田が、ふーって、唸るように息を吐く。それを見ていた阿部店長が、彼女の肩をポンポンとなだめるように、叩く。
「例えば、ですが。かなり、ですよ。それも、私たちが把握してる限りですからね」
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