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「…そんな事実はない」
「事実はないだと？これが証拠だ！！」
俺は美古ちゃんのスマホから
送信して貰った画像を見せた。
トーマはその画像を一瞥して
軽くため息をつく。
「美古ちゃんのスマホに
この画像が送られて来たんだ」
「誰が撮ったんだ？」
「知らねぇよ・・・」
トーマは唇をギュッと噛み締めて
栗原の方を見た。
「俺を尾行していたな・・・」
「してました。
何か問題でも？」
「問題大ありだ！」
トーマは立ち上がって栗原に向かって書類を投げつける。
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